【あの人は今?】Vol.1:丸山 正悟 (高崎商科大学/2005年度卒)

高崎商科大学への編入は私の人生の転換期であった

本学における私の大学生活は2年間

 私は3年次編入生として本学の入学を許されました。この2年間という短い期間ではあったけれども、私の人生の転換を迫るほど充実した大学生活を送ることができました。
 ここでは、2つのトピックを書きたいと思います。

第一は教職課程における学びです。例えば、挨拶の大切さ、会話の中での話し方や聞き方、文章の書き方、物事をしっかり考えること、仲間・友人の大切さなどです。このように、私は人間を大切にしながら、論理的にものを考え、書く技術を厳しく指導されました。その甲斐があって、教育実習も行きました。この学びが原点となり、今の仕事にも生かされていることを痛感しております。

第二には、学生会や彩霞祭実行委員会での多くの人との出会いです。この出会いが、私の対人関係能力を鍛えてくれました。私は、多くのイベントなどを仲間と共に計画し、実行してきました。多くの議論を重ねながら、一つの事を成し遂げる充実感を味わいました。これらのイベントを計画するにあたり、多くの先生方や事務局の方々のアドバイスもいただきました。このような活動が評価され、功労賞を卒業時に授与されました。私にとっては、望外の喜びでありました。

大学での学びが今の私を支えている

私は家業を継ぐために教職の道は選びませんでした。私は今、電気工事士の会社の代表取締役を務めております。
私が仕事をするうえで最も大切にしていることは、クライエントの多様なニーズに耳を傾け、そのニーズをさらに発展させる改革的案を提供することであります。
教職課程で学んだ、カウンセリングの方法が、今ここに生きていることを実感しています。

次に大切にしていることは、仕事の段取りであります。それは、別の言葉で言うと、問題解決能力であります。この方法も、教職課程で学んできたことを援用しております。しかし、教職課程での学びだけでなく、学生会や彩霞祭実行委員会における、イベントなどの計画、実行の経験がさらに今の私を支えていると強く感じております。
会社経営をする上で、マーケティングなどの勉強が、今、生かされていると感じております。

今、述べてきたように「高崎商科大学に入学していなかったら…」「大学時代に「学び」と「出会い」がなかったら…」どんな今を過ごしていたのだろうか、私にとっては高崎商科大学での多くの人々との出会いが、人生の大きな分岐点になっていることは事実であります。「良き学び」と「出会い」がその人を成長させるのだという教訓を私は得ています。
在学生は貴重な大学生活の中でより良い学びと良き出会いに恵まれることを先輩として、願っております。

関連記事